ポートレート撮影を始めるきっかけ

宝塚の銅像

感覚だけでシャッターを切っていた時代

大学生のときにカメラを購入して以来、僕はずっと風景や動物を撮影してきた。
カメラを始めたきっかけについては、下段の記事をご参照

当時の撮影は、ほとんど感覚頼り。
構図や露出を理屈で考えるというよりも、「なんとなく惹かれた」という理由でシャッターを切る。
カメラの設定は、お任せ設定。

100枚撮って、ようやく1枚「これは好きかも?」と思える写真があるかどうか。
効率は決して良くなく、モヤモヤすることもあるけど、ただ1枚の”いい写真”を撮れた時の
成功体験を求めて、「撮る」という行為そのものに、がむしゃらになっていた。(質より量!!)

ただ、写真が「もっとうまくなりたい」と強く、それこそ強い向上心が芽生えたのは、Instagramがきっかけ。
大学の友人に「写真を撮るなら、Instagramもやろう」と勧められたのが始まり。

Instagramが突きつけてきた現実

Instagramは、僕にとって本当に刺激の強い場所だった。
タイムラインに並ぶのは、完成度の高い写真ばかり。

光の扱い、色のバランス、被写体との距離感。
自分の写真と見比べるたびに、明確な差を突きつけられているような感覚があった。

正直なところ、最初は少し、、いや、すごーく落ち込み、
同時に、「どうやったら、ここまで撮れるのだろう」という純粋な疑問も湧いてきた。
この感情の揺さぶりこそが、僕にとっての成長の入口だったのだと思う。

そこからは、手当たり次第に写真集やハウツー本を買い、読み、試す日々。
大学4年生から社会人2年目頃までは、完全に独学で、試行錯誤を繰り返していた。

歩みは遅いながらも、少しずつ「わかること」が増えていく感覚はありましたが、
それでもどこかで、「何かが足りない」という思いが拭えずにいた。

書店で立ち止まった一冊

転機となったのは、2020年の冬。
書店の新刊コーナーに積まれていた一冊の本だ。
タイトルは『写真からドラマを生み出すにはどう撮るか』。
「ドラマ」という言葉に、強く惹かれた。

それまでの僕は、

「きれいに撮ること」
「こんな風に撮影すれば、SNS受けがいい?」

に意識が向きがちだった。
しかし「ドラマ」という言葉は、写真の中に物語や感情の流れを持ち込むという、
まったく別の視点を提示してくれたように思う。

映画やドラマといった映像作品が好きな僕にとって、
写真もまた、「一瞬で何かを想像させる装置であってほしい。」
そう考えるようになったとき、この本のテーマは、バチっとブレイクスルーになるに違いないと確信した。

ここから始まるポートレート

本の中では「情景ポートレート」という言葉が使われ、
まるで映画のワンシーンのような作例写真が数多く掲載されていた。

「こんな写真を撮れるようになりたい。」
そう強く思い、まずは著者を徹底的に分析してみようと考えた。

この一冊との出会いが、
私が本格的にポートレート撮影へと踏み出す、決定的なきっかけ。

次回は、この本の著者である 高橋伸哉 先生と、
初めて参加した写真教室について書いていく。

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